古都ローマの血なまぐさい歴史を眺める MUCRI法医学博物館

イタリアの首都ローマ。長い歴史のあるこの街にも犯罪博物館があり、テヴェレ川沿いの通りを脇道に逸れたところにひっそりと佇んでいる。
展示されているものの多くは警察のコレクションで、1930年に開館したこの博物館自体も警察の管理下に置かれているそうだ。古代ローマから現代に至るまでの犯罪、処刑、拷問などの資料を見ることができる。

古代ローマから現代まで

古代ローマでの死刑や処刑の様子の模型をはじめ、中世に使われていた鉄の処女やギロチン、処刑用の斧といった処刑・拷問の道具や、密入国しようとしたスパイが使ったスーツケースなどの近代に起きた種々の犯罪に実際に使われた小道具などが展示されている。

展示物の中でもとりわけ目を引くのは、独房に閉じ込められて生き埋めにされた女性の白骨遺体だろう。中世の権力闘争に巻き込まれた30代の女性のもので、手枷足枷を嵌められて狭い独房に入れられた末、見せしめとして埋められてしまったのだという。

生き埋めにされた女性の白骨遺体

また、イタリアでは有名なベアトリーチェ・チェンチに関する展示コーナーもある。16世紀末、性的暴行に耐えかねて家族とともに父親を殺した貴族女性で、家の財産を狙った権力者らにより一族のほとんどが処刑されたという悲劇の女性だ。

ベアトリーチェ・チェンチの肖像(グイド・レーニ作)

入館料は2ユーロ。開館時間は午前9:00〜13:00、午後14:30〜18:30。月曜日、日曜日は休館。水曜日、金曜日、土曜日は午後休館(要確認)。

参考
Museo Criminologico 公式サイト。イタリア語。

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