平和と司法の街に佇む 監獄ゲート博物館

オランダ北海沿岸にあるデン・ハーグ。アムステルダム、ロッテルダムに次ぐこの国の第三の都市であり、議事堂や王宮などを擁する事実上の首都(アムステルダムは憲法上の首都)である。
現在でも国際司法裁判所や国際刑事裁判所が置かれ、平和と司法の街とも呼ばれるデン・ハーグ。この街にはその二つ名にふさわしい博物館、その名も監獄ゲート博物館が存在する。

外観

かつての監獄を博物館に

監獄ゲート博物館は政府機関も多いビネンホフのすぐ近くにある。15〜19世紀に犯罪者の収容や取り調べに使われていた建物を転用した博物館だ。現代でいえば裁判所も併設した拘置所といったところだろうか。
博物館としての歴史も古く、1882年に開館している。監獄ゲートという名は、この建物がホラント伯の城のエントランスだったことに由来する。

館内には当時の刑罰や拷問などの資料が並ぶ。罪人の体に焼印をつける器具や晒し者にされた罪人が首から下げる札、各種拷問器具、ギロチンのような処刑用具など、実際に使われていた品々が展示されている。

展示室の様子

また、この博物館では牢獄や拷問室を見学することもできる。狭く真っ暗で劣悪な環境だった牢獄もあれば、富裕層が収容されていたベッドや大きな窓もある独房もある。監獄でも金が物を言うのは古今東西変わらないらしい。

富裕層向けの独房

開館時間は火〜金曜日が10:00〜17:00、土日は12:00〜17:00。入場料は大人10ユーロ。隣接のウィレム5世ギャラリー(マウリッツハイス美術館の関連施設)にも入れるチケットは12.5ユーロ。
オランダ語のガイドツアーは随時行われているようだが、英語でのガイドツアーは毎週土曜日と日曜日の14:15から行われている。英語のオーディオガイドあり。
なお、牢獄を見学したい場合はガイドツアーに参加する必要があるようだ。

参考
Museum de Gevangenpoort 公式サイト(英語)。画像はここから引用。
Gevangenpoort (Wikipedia) 英語。外観画像はここから引用。

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